人事採用担当者が面接したくなる志望動機のポイント①応募する企業でどうしても仕事したい理由が書かれている
それは、
「なぜ、うちの会社で働きたいのか？」
です。
そのため、
面接でも必ずあなたは質問されます。
「志望動機を教えて下さい」
「なぜ弊社に応募されたのですか？」
「ウチの会社を選んだ理由を教えて下さい」
「どうしてここで働きたいの？」
まず間違いなく聞かれます。
どの企業や団体でも、
ほぼ全ての面接官が志望動機を応募者に聞く理由がこれです。
つまり、
「なぜ自分たちの企業で仕事したいのかはっきりしない奴とは、一緒に働きたくない」
ということなんです。
企業はスタッフを採用するときに大きなエネルギーをかけています。
「お金」、「時間」、「精神力」、「人」、「物」、「情報」
など、全力を尽くして一緒に働いてくれる人を探します。
そこでもし、
全くやる気の無い人を採用してしまい、
すぐに仕事を辞められたら、
たまったものではありません。
そのため、
「志望動機がしっかり明確に持てている人は、
入社後もモチベーションと目的意識を持ち続け、仕事を続けてくれるだろう」
という予測が立てやすいのです。
逆に、
志望動機があいまいな場合は、
「どうしてもうちの会社で仕事したいって訳じゃないんだな。
ということは、他に興味のある仕事を見つけたらすぐ辞めるんじゃないかな。」
と採用担当者に思われてしまいます。
「なぜあなたはその企業で『どうしても』働きたいのか？」
という理由を書けば、
他の応募者とは違う、あなた独自の志望動機が出来上がります。
人事採用担当者が面接したくなる志望動機のポイント②応募する企業だけに通用する内容が書かれている
応募する企業・職種だけに通用する内容
を盛り込んで書いて下さい。
志望動機として、
「どうしても応募する企業で働きたい理由」を書くことで、
採用担当者は面接をしたくなってきます。
しかし、
志望動機の内容が、どんな企業・職種で応募書類を出しても通用する内容だけであれば、
志望動機として弱くなり、面接まで進めなくなる危険性があります。
例えば、
営業職であれば、
「人と接することが好きで、営業職として貴社で働きたいと思い、応募しました。」
販売職であれば、
「お客様の笑顔を見るのが嬉しいため、販売職を希望し、応募致しました。」
事務職であれば、
「これまでの事務経験を活かし、事務職として貴社に貢献したいと思い志望致しました。」
専門職（経理・技術・研究・開発・デザイン等）であれば、
「高い専門性を発揮することで、貴社のお役に立つことができると思い、応募いたしました。」
などの書き方があります。
このような書き方でも悪くは無いのですが、
インパクトが弱いです。
採用担当者からすると、
「応募者はみんなそう言うんだよね～」
「その志望動機って、うちの会社じゃなくても通用する内容だな」
「何かありきたりな気がする」
「その理由だったら、他の職種でも良いよね」
「どこの企業でも働けたら良いと思って、同じ内容を他の企業にも送ってるんじゃないか？」
と思ってしまう危険性が高くなり、
面接選考まで進めなくなってしまいます。
どの企業に応募書類を送っても共通して通用する内容を書いても、もちろん良いのですが、
「応募するその企業・職種だけに通用する内容」
を付け加えて書くと、
書類選考を突破し、面接選考まで進む確率が上がります。
例えば、
「私は、●●という体験（自分が希望する職種ならではの体験、あるいは希望職種に関連のあるエピソード）をしました。
その経験から●●職（自分の希望職種）に就きたいと思っております。
貴社の■■（応募する企業独特の、サービス、商品、顧客、販売網、ビジネスモデル、社風、スタッフの人柄、将来性、理念・ビジョン、等）に大変魅力を感じたため応募致しました。」
といったように、
応募する企業・職種にしか通用しない内容を書くことで、
面接担当者は、
「それだったら面接しようかな」
「ぜひ一度会って話を聞いてみたい！」
「とりあえずこの人面接に呼ぶように連絡しておいて」
「この人はウチの会社に合ってるかも」
と面接に来てもらいたい気持ちが強くなります。
志望動機の内容には、
応募する企業・職種にだけ通用することを記入するようにしてください。
人事採用担当者が面接したくなる志望動機のポイント③応募する企業に対して自分が何を提供できるかが書かれている
を書いて下さい。
企業は、あなたにお金を払って、仕事をしてもらいます。
企業がなぜあなたを採用して、仲間として一緒に仕事をしてもらうのかというと、
あなたにお金（給料・ボーナス）を払う金額以上に、
売上を上げるのに役立ち、
問題となっている課題を解決してくれ、
目標や理念・ビジョンの達成に貢献してくる、
と思っているからです。
なので応募書類や面接選考の時点で、
あなたに支払うお金（給料・ボーナス）よりも、
売上を上げるのに役立ちそうにない、
問題となっている課題を解決してくれそうにない、
目標や理念・ビジョンの達成に貢献してくれそうにない、
と思われた場合には、
採用してもらうことができません。
そのため、
志望動機では、あなたが「何を得られるか」よりも「何を提供して役立つことができるか」を書いて下さい。
見かける悪い例として、
「自宅から近いため応募しました」
「収入が多く得られる可能性があるため応募しました」
「自己成長になると思い応募しました」
「福利厚生がしっかりしているので応募しました」
「残業が少ないので応募しました」
「休日が多いので応募しました」
「転勤が無いので応募しました」
「交通費全額支給なので応募しました」
等があります。
もちろん、
私達の本音としては、自分にとって収入・時間・場所・自己成長などは大切です。
面接でも、
給与、就業時間、就業場所、福利厚生等についての話は出てくることがあり、
企業も自分も求人に出した就業条件で仕事をしても大丈夫かの確認を行います。
なぜなら、
企業側からすると、採用することに決めた人が、「求人条件が思っていたものと違う」と言って、
働き始めた直後に辞められてしまうと、これまでの採用活動が無駄になってしまって困るからです。
応募者側の私達からしても、「こんなはずじゃなかった…」と思って仕事をすぐに辞めてしまうと、
また求職活動を再開しなくていけません。
企業側からしても、応募者側からしても、何も良いことがありません。
そのため、
企業側と私達応募者側が、お互いに就業条件に納得しているかの確認をとることがあります。
しかし、
大切なのは、あなたが応募する企業に対して「何ができるか」を伝えることです。
あなたは企業に対して、
どんなことを提供できるのか
どんな点で役に立つことができるのか
何をして貢献できるのか
を書く必要があります。
「●●（あなたの持っている経験や実績、技術やスキル、資格・免許、情報や知識、人脈、など）を活かして貴社に貢献することができます。」
と書くことで、
採用担当者はあなたを採用するメリット、採用後に活躍してくれるイメージが明確になります。
そして、
あなたを採用したくなります。
志望動機には、あなたが応募する企業に対して、どのような役立つことを提供できるか、を必ず書いて下さい。
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